赤いプラグを座る前に差したまま使うと、クッションの除圧機能がゼロになります。
リフレックスは、アウトドア用品の世界的ブランドとしても知られるCascade Designs, Inc.(米国・ワシントン州シアトル)の医療部門・バリライト(VARILITE)が開発した車いす用クッションです。日本では株式会社ユーキ・トレーディングが総輸入販売元として取り扱っています。価格は税込33,880円(2025年時点)で、補装具としての福祉用具給付の対象にもなりえる製品です。
最大の特徴は、クッション後部に内蔵された「エアリリースデバイス(空気自動開放バルブ)」です。利用者がクッションに座ると、このバルブが自動的に開いて空気を逃がし始めます。
臀部が約5cm下に沈んだ段階で自動的にバルブが閉まります。
この「座るだけで完了する自動調整」という設計が、他の多くのエアクッションと根本的に異なる点です。ロホクッションのように利用者ごとに空気量を手動調整する必要がなく、在宅・病院・施設いずれの環境でも使い勝手が良い設計になっています。
構造を少し掘り下げると、クッション内部には硬さの異なる2種類のウレタンフォームが使われています。柔らかいフォームAが臀部と大腿部を受けて深く沈み込み、硬いフォームBがクッション外側と股間部分を支えて身体の輪郭を包み込みます。坐骨が当たる部分には複数の穴が貫通していて、さらに沈み込みが深くなる工夫がされています。つまり、単純なエアクッションではなく「フォーム+エア」のハイブリッド構造です。
重量は40cm×40cmサイズで約700gと軽量です。
ちなみに同等機能を持つ他メーカーのエアクッションは1kg超が多く、この軽さは着脱の手間を大きく減らします。施設内での移乗介助時にクッションを外す場面が多い医療・介護現場では、この重さの差が日々の作業負担に直結します。
サイズは35×35cmから45×45cmまで6種類あり、体重制限は全サイズ共通で100kgです。
株式会社ユーキ・トレーディング公式:リフレックス製品詳細ページ(製品スペック・取扱説明書DLリンクあり)