レキサルティ錠販売中止とOD錠への切り替え対応

レキサルティ錠1mg・2mgは2024年3月に販売中止となり、経過措置期間も2025年3月31日に満了しました。代替品のOD錠への切り替えで注意すべき点とは何でしょうか?

レキサルティ錠販売中止の経緯とOD錠切り替えの対応

レキサルティ錠の販売が中止されても、ブレクスピプラゾールの適応は逆に3つへと拡大しています。


📋 この記事の3ポイント要約
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販売中止の経緯と時系列

レキサルティ錠1mg・2mgは2023年7月に販売中止発表、2024年3月に販売終了。経過措置期間(保険請求期限)は2025年3月31日をもって完全満了した。

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OD錠への切り替えポイント

代替品のOD錠(0.5mg・1mg・2mg)は普通錠と生物学的に同等。ただし錠剤とOD錠では処方せん上の表記が異なるため、切り替え時に疑義照会が必要なケースがある。

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適応拡大で注目度が増す

2023年にうつ病増強療法、2024年9月にアルツハイマー型認知症のアジテーションへの適応が追加。OD錠のみとなった現在も処方機会は拡大している。


レキサルティ錠販売中止の経緯と時系列まとめ



レキサルティ錠(一般名:ブレクスピプラゾール)1mg・2mgは、2023年7月3日に大塚製から突然の販売中止が発表されました。当時の医療現場では「次期成長ドライバー」と位置づけられていた製品だっただけに、その発表は関係者に驚きをもって受け止められました。


発表時点での大塚製薬の説明によると、出荷停止の予定時期は2024年6月とされていましたが、在庫状況により前後する可能性があるとされていました。最終的にレキサルティ錠1mg・2mgは2024年3月に販売を中止し、その後の経過措置期間(保険請求期限)の満了日は2025年3月31日と設定されました。


つまり、2025年4月1日以降は、レキサルティ錠1mg・2mgを処方・調剤しても保険請求ができなくなります。重要な点です。




























時期 出来事
2018年4月 レキサルティ錠1mg・2mg 国内発売(統合失調症)
2021年11月 レキサルティOD錠0.5mg・1mg・2mg 発売
2023年7月 大塚製薬が錠剤の販売中止を発表
2024年3月 レキサルティ錠1mg・2mg 販売中止
2025年3月31日 経過措置期間(保険請求期限)満了


販売中止となった理由として大塚製薬は公式には明確な説明を行っていませんが、2021年にOD錠が発売されたことで剤形を一本化する流れとなったと考えられています。嚥下困難な患者への対応や服薬コンプライアンスの向上を目的として開発されたOD錠が、普通錠の機能をほぼすべてカバーできることが主な背景にあるとみられています。


参考情報:大塚製薬によるOD錠承認取得に関するプレスリリース(統合失調症・嚥下困難患者への対応目的)
https://www.otsuka.co.jp/company/newsreleases/2021/20210818_2.html


レキサルティ錠販売中止後のOD錠の特徴と処方切り替え時の注意点

代替品となるレキサルティOD錠について、まず薬理学的な同等性を確認しておく必要があります。生物学的同等性試験において、OD錠と普通錠の血中濃度推移(CmaxおよびAUCt)の幾何平均比の90%信頼区間はいずれも0.80〜1.25の範囲内にあり、両者は生物学的に同等と判断されています。これは重要な情報です。


つまり、薬効・副作用の観点からは同等品として扱って問題ありません。


OD錠が持つ実際の利点は以下のとおりです。



  • 💧 水なしでも服用可能:口の中で速やかに崩壊するため、嚥下困難な患者でも服用しやすい

  • 📦 0.5mg製剤が追加:CYP2D6やCYP3A4の阻害薬を併用している患者、重度腎機能障害や中等度〜重度肝機能障害のある患者では0.5mgからの開始・維持が可能になった

  • 🏥 急性期対応:病態の急性期において、錠剤が服用できない状況でも投与を継続しやすい


一方、処方切り替えに際して実務上で気をつけるべき点があります。普通錠からOD錠へ変更する際、処方せんの表記が「レキサルティ錠」から「レキサルティOD錠」に変わります。そ






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