日医工の高山工場(岐阜県高山市)閉鎖をめぐる経緯と、ジェネリック医薬品の供給不足が医療現場に与える深刻な影響を解説。あなたの処方対応は本当に安全ですか?
カルシニューリン阻害薬の作用機序と副作用・使い分けを深掘り解説
カルシニューリン阻害薬(タクロリムスとシクロスポリン)の作用機序をイムノフィリン結合からNFAT阻害まで詳しく解説。2025年に判明した新たな腎障害メカニズムや臨床での使い分けのポイントとは?
タクロリムスは「免疫を抑えるだけの薬」と思っていると、腎障害を見逃して患者の腎機能が不可逆的に低下します。

カルシニューリン阻害薬(calcineurin inhibitors:CNI)とは、T細胞内のリン酸化酵素であるカルシニューリンを阻害することで強力な免疫抑制作用を発揮する薬剤群です。現在、臨床で主に使用されているのはタクロリムス(FK506・プログラフ®)とシクロスポリン(ネオーラル®・サンディミュン®)の2剤であり、臓器移植後の拒絶反応抑制から自己免疫疾患の治療まで幅広く活躍しています。
タクロリムスは1984年に筑波山麓の土壌から採取された